自分の過去をセカンダリープログレッションで検証してみて、大きなイベントがあったにも関わらず、これといったアスペクトが形成されていないということがよくありました。こういうとき、他の人はどのように考えるのだろうということも含めて考えていきたいと思います。まず私がどのように見てきたのかですが、

1、メジャーだけでなく、マイナーアスペクトもチェックする。ただ、重視するのは太陽、月、ASC、MC等が含まれたもののみ。(進行する月は動きが速いので省きます)

2、とにかく使えるアスペクトは何でも使う。1と似ていますが、パラレルやアンティション等、特殊なアスペクトまでチェックする。

3、ハーフサムをチェックする。

4、ソーラーアークや一年一度法などの他の進行法を使う。

4についてですが、セカンダリープログレッションに示されていないけど、ソーラーアークでは上手く説明できたとしても、それはご都合主義的な解釈ではないかと思います。ですが例えば、セカンダリーでもソーラーアークでも吉星のアスペクトが強調されていたら、非常に幸福な時期と読むことはあるでしょう。

次は他の占星術家の方がどのように考えているのか、勝手に推測してみようと思います。大きな出来事があったときに、セカンダリープログレッションでこれといったアスペクトがなかった場合どうするのか?ということについてです。

1、オーブを1度以上とか、とにかく広く見積もってアスペクトを見る。
プログレスのオーブは原則1度以内と言われていますが、1度少しオーバーしても、影響を感じることはあるかもしれません。そもそもどういう理由でオーブ1度になっているのかもよくわかりません。

2、気にしない。
示されていないものは無理に解釈しようとせず、進行の月が入室したハウスについてなど、読めるところだけを読みます。

3、私と同じようなやり方で占う
マイナーアスペクトはともかく、本格的に占っている人であれば、ハーフサムは必ずチェックしているものなのかもしれません。

4、セカンダリープログレッションなんて当たらないよと考えている
ガチの古典派の人なんかはまったく眼中にないでしょうし、当たらなかった苦い経験を経て、インド占星術師に転向した人もいるかもしれません。

最後に。大きな出来事でも、メジャーアスペクトだけでばっちり説明できないことが多分にあるのが、セカンダリープログレッションという技法です。この時点で予測技法としてそこまで信頼できるものではないのかもしれません。四柱推命の大運やインド占星術のVダシャーのような、絶対的な信頼感というものがセカンダリープログレッションにはないのです。ですが、例えそれが正攻法でなかったとしても、ありとあらゆるやり方を駆使すれば、セカンダリープログレッションで説明できないことはないんだと、私は思いたいです。